院長ごあいさつ
院長の田口裕基です。私は泌尿器科専門医として大学病院や国立相模原病院、大和市立病院に勤務した後、東日本大震災の1ヶ月後の2011年4月に大和市南林間7丁目に田口クリニックを開業しました。開業後10年が経過しますが、地域の患者さんの高齢化による様々な苦悩を目の当たりにしてまいりました。家族と地理的もしくは経済的理由で疎遠となり、孤立し悩みを誰にも相談できず、一人でもしくは夫婦で苦しんでいる方々がたくさんいらっしゃいます。苦悩を聞き、できることがあれば、介護や福祉につなげることもしてまいりました。そのようなことができるのは、当院が「気楽にかかれる町医者」として毎月顔を合わすことで広がる話があるからだと思っています。
今社会は地域に高齢化して取り残されている人々がいる現実に反して、デジタル化推進でネット予約・オンライン診療などが導入されつつあります。これでは高齢者の孤立化は進む一方です。当院では、高齢者にも理解できる昔ながらの人による対応と院内処方、対面診療を続けることで顔なじみとなり関係性を築いて、地域の医療を守っていきたいと考えています。
田口 裕基 Hiroki Taguchi
1976年生まれ。南林間生まれ、南林間育ち。2002年北里大学医学部卒業後、横浜市大泌尿器科入局。横浜市大病院・国立病院機構相模原病院等勤務を経て、2008年大和市立病院勤務。2009年医長に昇任。2011年4月田口クリニック開業。
日本泌尿器科学会 専門医
日本性感染症学会 認定医